某年11月11日 晴れ 私は涸沢岳の山頂を目指した。

 いつ太陽が顔を出すかと心配しながら、雪の斜面を急ぎ登っていく。
もうすっかり見慣れた前穂高岳が、暗い淵から浮き上がるように、気高く美しかった。
その前穂高岳のはるか彼方、オレンジ色の雲の彼方に南アルプスの山稜が望まれる。
そのまた彼方には端正な姿をした富士山がはっきりと見えた。
左手に目を移すと蝶が岳、常念岳の山稜が、雲海の中に浮かんで見える。
 払暁の空が美しい。
そろそろ日の出になるはずだ。
 その頃までには撮影用にいい位置にいたい、
足許の積雪は5,60センチ、凍っている、雪屁にも気をつけながら端の方へ移動して行く。
なかなか思うように動けない、もう山頂までの時間はない。
 ちょうどその時、前穂高岳の雪面がオレンジ色に輝いた。
 日の出だ!
 感動の瞬間である。
 なんと美しい光景であろう、日本の屋根、アルプスをオレンジに染め、今、太陽が顔を出した。

槍ケ岳.1.jpg槍ケ岳.槍を見る.jpg槍を見る槍が岳.jpg槍ケ岳槍と星12.jpg槍と星槍へ.jpg槍へ
北穂から南ア富士.jpg北穂から南アルプス富士涸沢旭日.jpg涸沢旭日前穂-1.jpg前穂朝の富士.jpg富士と甲斐駒前穂にて-1.jpg北穂高岳から前穂高
ジャンダルム.jpg北穂にて北穂から前穂、乗鞍岳.jpg北穂から前穂、乗鞍岳朝焼けの月.jpg朝焼けの月北穂で.jpg北穂で前穂高岳.jpg前穂高岳
ブロッケン.jpgブロッケン槍ケ岳.2.jpg槍ケ岳.黒部五郎岳.jpg黒部五郎岳コマクサ.jpgコマクサ 乗鞍朝焼け1.jpg乗鞍朝焼け
涸沢槍.jpg涸沢槍奥穂へ.jpg奥穂へ奥穂へ急登.jpg奥穂へ急登奥穂へ1.jpg奥穂へ涸沢岳 から奥穂.jpg涸沢岳 から奥穂
コバイケイソウ.jpgコバイケイソウ仙人池剣2-1.jpg仙人池剣仙人池1.jpg仙人池後立山2.jpg後立山西穂稜線.jpg西穂稜線を望む